母さんは・・・僕の中にいる。
そうだよね、ピアノは・・・
抱きしめるように弾くんだよね・・・
「君は忘れるの?」
「あたしと心中しない?」
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前回の続きとなっています!
ぜひ、『四月は君の嘘』~君は春の中にいる~もご覧になってください!
今回もネタバレありなので未視聴、ネタバレが嫌な方はご注意ください。
「ガラコンは目立ってなんぼっしょ!」
かをりと公生、最強コンビが復活し、ガラコンサート当日。
いつまでも会場に現れないかをり。
演奏順を変えてもらうことで、時間を稼ごうとする公生でしたが、
トリを務めるコンクール優勝者にかをりの演奏を否定され、
一人、舞台に上がることを決意します。
「証明してやる。僕は凄い。僕を伴奏者に据える、宮園かをりはもっと凄い。」
しかし、公生の怒りに身を委ねた演奏は、不快なものでしかなかった。
「あれ?僕・・・こんなに強く叩いてた?」
演奏に集中し、音の消えた世界で自分の乱暴な演奏に公生は気が付きます。
「母さんが好きだったこの曲は・・・こう弾いたかな・・・」
演奏が変わる・・・ううん・・・音が変わる
公生は、母の言葉、母の想い出の中で演奏のクライマックスを迎えます。
「もう、母さんの影は見ない。僕らは繋がっている。
誰かと同じように母さんとも繋がっている・・・
そう信じているから、僕は進むんだ。だから、だから・・・
さよなら・・・」
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演奏が終わり、膝から崩れ落ちる公生。
公生は、ピアノの演奏を通して、母に最期のあいさつをするのでした。
※このシーンは本当に感動しました。詳しくはぜひ、本編でご覧ください。
悲しみが成長させる・・・
母に最期のあいさつをし、ピアニストの道を歩き始めた公生。
一方、最後まで会場に姿を現さなかったかをりは、病室にいたのでした。
包帯を巻き、病室のベッドに座る彼女が母と重なって見える公生。
かをりはただの検査入院と言うが・・・
短期間で2回もの検査入院に疑問を抱く公生。
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「また、一緒に弾きたかったな・・・」
病室でかをりと話し、ガラコンサートの選曲、
『クライスラー~愛の悲しみ~』
この曲が、公生自身のための選曲だったと理解するのでした。
「どうしていつも愛の悲しみを弾くの?」
「それはね公生、悲しみに慣れておくためよ・・・」
夜に食べるカヌレは、ほろ苦くて、優しい味がする
かをりのお見舞いに病院まで足を運ぶ公生。
だが、かをりの病室にはなかなか行けないのでした。
「僕はいつも言い訳を探している。」
お見舞いにカヌレを買い、かをりの病室の前で立ち止まる公生。
病室からは、渡亮太とかをりの楽しげな会話が聞こえてきます。
「友達を好きな女の子。忘れたいことを思い出すのは、結構ツライ。」
また、お見舞いに行けなかった公生にかをりから着信が入ります。
「この薄情もんがーーーーー」
「いいなーカヌレ食べたい」
ひさしぶりのかをりとの会話・・・
公生はかをりのことを
「君は猫のようだ。僕が近づけば・・・プイっと遠くへ行ってしまう
傷つけば、その痛みを分かち合うようにじゃれてくる
だから・・・こんなにも愛おしい・・・」
そう思うのだった。
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あなたってほんとに変な人
「あたしと心中しない?」
お見舞いに行った公生にそう問いかけるかをり・・・
「私ね、あんまりよくないみたい。
ごめんね、思い出したくないこと思い出させちゃって・・・
こんななら、会わなきゃよかったね。」
そんなかをりの言葉で公生はかをりのお見舞いを避けるようになります。
そんな公生の姿を見て渡亮太は怒鳴りつけます。
「かをりちゃんはおめーに、あんなによくしてくれたのに、何逃げてんの」
公生はふらふらと倒れこみ、渡に話します。
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「僕は、どうしたらいい・・・
僕は何も言えなかった。どんな言葉をかけたらいい?
どんな顔で会ったらいい?」
そんな公生の言葉に渡は、
「彼女が何かして欲しいっていうのは決まってお前だよ公生・・・」
「男は行動あるのみだ。無理かどうか女の子が教えてくれるさ。」
そう返すのでした。
こうして公生はカヌレを持って再びかをりのお見舞いに向かうのでした。
『四月は君の嘘』~2人のワルツ~に続きます!!
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