今からでも間に合う新世紀エヴァンゲリオン、
今回は敵として立ち向かうことになる使徒について書いていきたいと思います。注釈のないものは基本的にTV版の設定と名称となります。
今回の記事には本編のネタバレを多く含んでいます。
コンテンツ
使徒とは
2000年のセカンドインパクト以降に現れるようになった人類の天敵だと言われています。
使徒は一部を除いて巨大で生物的な特徴を持った謎を多く秘めた存在です。
その体は人類が保有する最大級の兵器、N²爆弾でも足止めするだけがやっとという怪物でした。
共通する特徴はパターン青(BLOOD TYPE BLUE)という信号のみです。
その目的はNERV本部の地下に眠るものとの接触です。
それを防ぐために特務機関NERVは設立されてエヴァンゲリオンも建造された…ということになっています。
その種類はテレビ版で18、その紹介をしていきましょう。
第1使徒アダム
出典http://www14.atwiki.jp/evacommu/pages/112.html
概要
名前の由来は聖書に登場する神に作られた最初の人間アダムから。
エヴァンゲリオンとよく似た姿の光の巨人です。
胸にコアのような光球があること以外はエヴァンゲリオンそのもののシルエットをしています。
劇中での行動
南極で発見された最初の使徒で、人類が扱いを間違えたせいで地球規模の大災害を引き起こしてしまいました。
それがセカンドインパクトと言われる大災害です。
月が形成されたきっかけの小惑星激突、ジャイアントインパクト仮説に次ぐ小惑星激突だと表向きには公表されていました。
卵の状態まで還元されていたのを加持リョウジが持ち出して碇ゲンドウの手に渡りました。
初号機以外のエヴァンゲリオン(以下エヴァ)はこのアダムをもとに作られました。
第2使徒リリス
出典http://www14.atwiki.jp/evacommu/pages/113.html
概要
名前の由来はアダムの最初の妻リリスから。
NERV本部の地下のエヴァンゲリオンのエントリープラグ内に満たさせる液体、L.C.Lプラント内の十字架にはりつけにされたエヴァンゲリオンと同サイズの白い巨人です。
登場した当初はこのリリスが第1使徒アダムだと思われていました。
下半身はなく、その再生は突き立てられたロンギヌスの槍で止められているような演出がされています。
エヴァンゲリオン初号機(以下初号機)はこのリリスのコピーでした。
劇中での行動
L.C.Lはそのリリスからにじみ出ているためにプラントいうことは間違ってはいません。
使徒の目的はこのリリスと接触することなのです。
その接触によって起きると言われているサードインパクトで人類が絶滅するために本部地下で守っているのだと言われていました。
そのために地下都市ジオフロント内のNERV本部直上には使徒迎撃用要塞都市、第3新東京市が作られたのです。
旧劇場版ではアダムを取り込んだ綾波レイと一体化して人類補完計画を実行する要となりました。
第3使徒サキエル
出典http://www14.atwiki.jp/evacommu/pages/114.html
概要
登場話数は第1話と第2話。
名前の由来の水を司る天使サキエルから。
15年ぶりに現れた第3の使徒、
エヴァンゲリオンと同じくらいの大きさの頭部のない巨人の様な姿に仮面のような顔があるのが特徴です。
作中の行動
新世紀エヴァンゲリオンの物語はこのサキエルが現れたところから始まります。
海から第3新東京市を目指して戦略自衛隊の迎撃も大きなクレーターを作ったN²爆弾でも足止めしかできなかったことで指揮権は特務機関NERVに移譲しました。
碇シンジが乗って起動に成功した初号機の左腕を破壊して頭部を光のパイルを貫きましたが。
その直後に暴走状態の初号機にATフィールドを侵蝕されてコアを叩き割れる直前に絡みついて自爆した消滅したのです!
第4使徒シャムシエル
出典http://www14.atwiki.jp/evacommu/pages/115.html
概要
登場話数は第3話と残骸として第4話。
イカやプラナリアのような姿をした使徒です。
武器はエヴァンゲリオンの特殊装甲をつらぬける光のムチです!
名前の由来は神の強き太陽という意味を持つ名を持つ能天使から。
作中の行動
戦闘訓練を積んでいた碇シンジとNERVの前に現れました。
アンビリカルケーブルという外部電源を喪失して状態でシンジは撤退命令を無視します。
稼働時間ギリギリでコアを初号機のプログレッシブナイフで破壊されて初めての原型をとどめた使徒の残骸として回収されました。
動けなくなってしまった初号機とともにしばらくの間、野ざらしということになりました。
第5使徒ラミエル
出典https://w.atwiki.jp/evacommu/pages/116.html
概要
登場話数は第5話と第6話。
硬質な結晶体を思わせる正八面体、
初めて生物的要素のない外見をしています。
名前の由来は神の高揚を意味する名の天使、ラミエルから。
武器は強力な荷電粒子砲と強固なATフィールドです。
作中の行動
いつものような出動した初号機をその荷電粒子砲で撃ち、何もできずに撤退させるという強敵です。
その時に碇シンジは一度、心肺停止にまで追い込みました。
第1話以前の怪我が治って戦線復帰した綾波レイとエヴァンゲリオン零号機(以下零号機)
と初めての連携作戦で挑みます。
日本中の電力を集めた陽電子砲によるATフィールドごと撃ち抜くというヤシマ作戦
シンジはその砲手を任されてレイはスペースシャトルの底面を利用した盾で動けない初号機とシンジを守りました。
盾が溶け落ちてしまった零号機がその身を盾にして第2射のチャージの時間を稼ぎました。
陽電子砲に撃ち抜かれて殲滅されたラミエルもその残骸を第3新東京市の市内に残すことになりました。
第6使徒ガギエル
出典https://w.atwiki.jp/evacommu/pages/118.html
概要
登場話数は第8話。
名前の由来は吠える神獣という意味を持つ魚を司る天使ガギエル。
その外見は巨大なエイの様な体に大きな口を持つ海洋生物に近いものです。
漫画版ではアスカ一人で殲滅したと説明されています。
作中の行動
ドイツからエヴァンゲリオン弐号機(以下弐号機)を移送する艦隊を襲撃してきました。
共にドイツからやって来た惣流アスカラングレーがシンジに自分の実力を見せけるために二人乗りで迎撃に出ました。
水中戦仕様の装備がない状態で身動きできなくなって噛みつかれてしまいます!
その最期は強引こじ開けた口に突入させた戦艦二隻の主砲一斉射と自爆で殲滅されました。
第7使徒イスラフェル
出典https://w.atwiki.jp/evacommu/pages/133.html
概要
登場話数は第9話。
名前の由来はイスラム教の四大天使、燃え上がるものという意味の名を持つ天使イスラフェルから。
直立したヒトデのような様な姿をしています。
作中の行動
初めて初号機と弐号機の2機で戦った相手でした。
ダメージを受けると分裂して、またダメージを受けると合体してて再生するという特性があったのです!
ほぼ同時にコアを攻撃する必要があったためシンジとアスカの共同生活をして息を合わせる訓練をしたのです。
最期は初号機と弐号機によるダブルライダーキックのような飛び蹴りで殲滅されました。
特訓はアニメではミサトの部屋でツイスターゲームのようなもの。
漫画では本部内の個室で社交ダンスを取り入れた特訓でした。
第8使徒サンダルフォン
出典https://w.atwiki.jp/evacommu/pages/134.html
概要
登場話数は第10話。
名前の由来はユダヤ教の天使サンダルフォンから。
その見た目は蛹の時は人間の胎児のような姿でしたか、
羽化後は二本の腕を持つヒラメの様な姿をしています。
漫画版では未登場
作中の行動
浅間山の火口内で蛹の状態で発見されました。
弐号機が耐熱耐圧耐核のD装備という硬式潜水服のような物を着込んでマグマ内部に捕獲の侵入します。
ですがその途中で羽化したために作戦は捕獲から殲滅に切り替わったのです。
直前のシンジとの会話からアスカは熱膨張を思いつき、D型装備の冷却剤で膨張した体を収縮して動きを止めてプログナイフにで殲滅しました。
第9使徒マトリエル
出典https://w.atwiki.jp/evacommu/pages/135.html
概要
登場話数は第11話。
名前の由来は雨を司る天使マトリエルから。
タカアシガニ、もしくザトウムシのような足が長く多い節足動物に似た姿をしています。
漫画版では未登場
作中の行動
使徒ではない何者かによる工作で停電してNERV本部を襲ってきた使徒です。
強力な溶解液で本部への
突入口を作ろうとしていました。
停電した本部内の移動とエヴァ各機の安全装置、停止信号プラグに除去に苦労したことが主で。
マトリエル自体はパレットライフルの一斉射であっけなく殲滅されました。
この時が初めての零号機、初号機、弐号機のエヴァ3機が同時に出撃した使徒でした。
この時の停電が旧劇場版の伏線だったために漫画版ではサハクィエル戦のあとに転電だけ起こりました。
第10使徒サハクィエル
出典https://w.atwiki.jp/evacommu/pages/136.html
概要
登場話数は第12話。
名前の由来は神の総意を意味する名を持つ空を司る天使サハクィエルから。
衛星軌道上に浮かぶオレンジ色の巨体は中心に目と左右に手のようなものがあるだけの姿をしています。
作中の行動
指令と副司令の不在時に突如宇宙空間に現れたサハクィエルはその一部を落とすだけで地面にクレーターを作ってしまったのです!
宇宙空間までエヴァ運ぶ手段がないために位置調整を重ねて本体ごと落下して来たところを受け止めるといういきあたりばったりの作戦でした。
指令と副司令はこの時に南極からロンギヌスの槍を持ち帰ります。
第11使徒イロウル
出典https://wikiwiki.jp/boudai/%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%83%AB
概要
登場話数は第13話。
名前の由来は神の畏怖という意味の名を持つ恐怖を司る天使イロウル
漫画版では未登場。
作中の行動
エヴァの実験の最中に本部に初めて侵入してきた使徒はウイルス並の極小サイズでした。
本部のマザーコンピュータ、マギに侵入して本部の自爆シークエンスを始動させましたが、
赤木リツコ博士がハッキングしてイロウル自体に自滅因子を書き込むことで殲滅されました。
唯一のエヴァを使わずに殲滅された使徒となってしまいました。
シンジたちは実験のために全裸で乗せられたエントリープラグから出られず、
何もできないうちに本部に初侵入した使徒は倒されたのです。
第12使徒レリエル
出典https://w.atwiki.jp/evacommu/pages/152.html
概要
登場話数は第16話。
名前の由来は神の夜という意味の名を持つ夜を司る天使レリエル。
漫画版では未登場。
作中の行動
幾何学模様、正確にはダズル迷彩のような模様が浮かぶ球体の姿で現れました。
ですがその本体は足元の影だったのです!
初号機ごと影の空間に引きずり込まれたシンジは長く閉じ込めれたことで次第にパニック状態になっていきました。
シンジを諦めて初号機のみを助け出すためにN²航空爆雷の投下直前に暴走した初号機が
レリエルの球体を突き破って自力で脱出して難を逃れました。
この時に初めてアスカはエヴァの暴走を目の当たりにします。
第13使徒バルディエル
出典https://w.atwiki.jp/evacommu/pages/153.html
概要
登場話数は第18話。
名前の由来は霞と雹を司る天使バルディエルから。
作中の行動
本質は積乱雲の中に潜んでいた粘菌状の使徒でしたが、
空輸されていたエヴァンゲリオン参号機(以下参号機)に取り付いたことで悲劇を生みます。
参号機の起動実験中に使徒とし暴れだしたことで多くのNERVスタッフに犠牲者を出して指揮も碇ゲンドウが代わりに取る事になってしまいました。
弐号機と零号機を戦闘不能にしますが。
父ゲンドウの対する不信感からシンジは人の乗った参号機に攻撃することを拒否して自動操縦システム、
ダミープラグによって参号機は原型を留めないほど破壊されてしまいました。
その残骸から助け出された事を見て親友の鈴原トウジが乗っていたことを知ったのです!
TV版でトウジは左足を失って、それ以降は登場しません。
漫画版では死亡してしまいます。
その悲劇的な結末にスーパーロボット大戦では他作品のロボットによる救済がされています。
第14使徒ゼルエル
出典http://www14.atwiki.jp/evacommu/pages/154.html
概要
名前の由来は神の腕という意味の名を持つ兵力を司る天使ゼルエル。
最強の拒絶型と呼ばれる使徒です。
サキエルに似た姿ですが腕の代わりに伸縮自在で硬化も出来る帯状の触手を持っているのが特徴です。
作中の行動
ダミープラグのことでゲンドウへの不信感からシンジはエヴァを降りることを決意しました。
ですがこの最強の使徒は難なく本部のあるジオフロントまで侵入して弐号機を戦闘不能にします。
まだダメージが残り、左腕のない零号機はN²の至近距離で起爆しますがそれでも止められません。
シンジが再び乗る決意をしますが、シンクロ率400%を越えた初号機はゼルエルを捕食してコアのS2機関をとりこんでしまいました。
そしてシンジは初号機の中に溶け込んでしまい、戻って来たときには心の成長がリセットされてしまいました
第15使徒アラエル
出典https://w.atwiki.jp/evacommu/pages/155.html
概要
登場話数は第21話。
名前の由来は神の光の意味の名を持つ鳥の群れを司る天使アラエル。
白く光る鳥のような翼を持った姿をしています。
作中の行動
初号機はその危険性から凍結処分を受けてしまいます。
またも衛星軌道上に現れた使徒に弐号機による長距離砲撃をしようとしますがアラエルからの精神攻撃にアスカの心は悲鳴をあげます。
零号機が投げたロンギヌスの槍で殲滅されました。
このことで失敗続きで自尊心を失いかけていたアスカは心が折れてしまいました。
第16使徒アルミサエル
出典https://w.atwiki.jp/evacommu/pages/156.html
概要
登場話数は第23話。
名前の由来は神の裁きの山の意味の名を持つ子宮を司る天使アルミサエル。
作中の行動
発光する環状の存在で周期的にパターン青とパターンオレンジに変化しているという謎の物体でした。
初号機は未だ凍結中、弐号機はアスカのシンクロ率が起動不能に陥るほど低下したために零号機のみでの迎撃となりました。
アルミサエルは零号機と融合して心を探るようにレイの体を侵蝕していきます。
凍結処分を解かれた初号機とも融合しようとしたためにレイは零号機を自爆させて殲滅しました。
その後、生存が確認されたレイはシンジが出会った当初のように冷たい態度で自分は3人目だというのでした。
第17使徒タブリス
出典https://w.atwiki.jp/evacommu/pages/36.html
概要
登場話数は第24話。
作中の行動
アスカの代わりに弐号機のパイロットとして補充されたフィフスチルドレンの渚カヲルとして上部組織のゼーレから送り込まれてきました。
あまりにも異常な数値を起動実験で出しためにミサトに怪しまれていました。
ですが、すがりつく相手がいなくなってしまったシンジに近づいて信頼関係を築いた後に使徒としての使命を果たそうとしてリリスの間近で永い葛藤の末に初号機に握りつぶされて最後の使徒は殲滅されました。
漫画版ではアルミサエル戦前にやって来てシンジとは当初険悪な仲でした。
新劇場版では今度こそシンジを助けるという謎の発言をしています。
第18使徒リリン
概要
名前の由来はアダムとリリスの子リリム。
現生人類を含めて地球の生命体すべてが18番目の使徒だったのです。
今回のまとめ
使徒の行動は世界をアダムとの接触によって世界をリセットしてやり直そうとしているというものでした。
使徒とはこの世界の生物の覇権をかけた戦い繰り広げていたのでした。
すべての使徒殲滅という通過儀礼を越えて人類補完計画が始まります。
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